ユングフラウ周辺 旅行記
第10日目 7/12 メンリッヒェン(2239m) ⇔ ユングフラウヨッホ展望台(3573m)
 スイスの人々はすごいことを考える。日本ではまだ汽車の時代、京都lこ初めて電気鉄道が登場した1895年(明治28年)に、この小さな国では、アルプスの岩盤lこ穴をあけてヨーロッパの屋根の上まで列車を走らせる工事が始まった。 最大勾配250パーミルのトンネルを掘り、線路の間に歯車を噛ませ、16年の先月をかけて夢は現実となつた。全長7.1kmのトンネルを抜けて3454mの高みに立つた人々が見たものは、乙女ユングフラウJungtrauの透き通る長い髪、ヨーロッパ最長のアレツ手水河だ。
 ユングフラウヨツホは、今やスイス観光のハイライト。スイス初の世界自然遺産にも登録されているアルプスの奥座敷の姿は、ここへ来なければ見ることができない。
私が泊まっている、メンリッヒェンにある唯一の山岳ホテルとそのテラス
ついにその全容を見せたアイガー北壁