旅行記 <私と父の中国旅行>
第2日目 蘇州 〜 景徳鎮
留園
明の嘉靖年間(1522〜1566年)に徐時泰の自家庭園として造られ、 当初は「東園」と呼ばれた。 のちに所有者が代わり、何度か改築され、清朝の光緒年間(1875年) には名も「留園」となった。

建築構造にすぐれ、建物の配置は特に緻密に配置されている。 園内は中、東、西、北の4つに大別され、建物で隔てて 異なったおもむきの景観を造りだしている。
各建物は曲折の多い廊下でつながっており、その長さは700mに及ぶ。 廊壁には精巧に彫刻された、中国歴代書家の墨跡が飾られている。 これは、”留園法帖”と呼ばれ、愛書家には見逃せない。 また曲廊には、1つ1つ異なった模様の透かし窓があり、 ”花窓”とよばれる。
蘇州
絹の刺繍。両面同種、両面異種がありました。 小さいものから特大まで、奇麗な作品が飾られている。 中国での初めての昼食。「第一舫大酒店」。旅仲間と初めての和気藹々。 チャーハンの飯はボソボソ。麺は味がなし。その他は、まあまあ。ビールは、冷えていない。味はわるくない!
寒山寺
「妙利普明塔院」の名で517年に完成したが、 幾度も焼失した。
唐代の僧寒山がこの寺に住んだので のちに「寒山寺」と改名された。
楓橋夜泊 張 継
月落ちて烏鳴いて霜天に満つ
江楓漁火愁眠に対す
姑蘇城外寒山寺
夜半の鐘声客船に到る
愁眠...浅い眠り
江楓...川辺の楓
姑蘇...蘇州

「楓橋夜泊」に詠まれたのはこの鐘楼の鐘といわれるが、現在のものは清代末のもの。
この鐘を一突きすると10年若返るといわれています。
盤門
蘇州城の創建はBC514年だが、 現在のものは1351年に再建されたもの。
城壁と運河を組み合わせた独特の城門となっている。 盤門前の運河に架かる「呉門橋」と北側にそびえる 「瑞光寺」と合わせて盤門三景と呼ばれ、蘇州でも有数の景勝地となっている。