アンナプルナ トレッキング  第1日目 2002/11/22
Pokhara - Jomson(2750m) - Eklobhati(2820m)[瓶150RS]
いよいよ最後のトレッキングです。今回の行程は約200Km、22日間で歩きます。

今回の目的は
T カリ・ガンダキ河で「アンモナイト」の化石を探し、採取してお土産にする。
U 山岳砂漠に豊富な水が湧き出すオアシスや、燃える水の流れるチべット仏教とヒンドゥー教の聖地ムクチュナートを訪れる。
V アンナプルナ山域随一の展望台プーン・ヒルに登り、アンナプルナ山群・ダウナギリ山群の大展望を楽しむ。
W アンナプルナ・ベースキャンプ(A.B.C.)、マチャプチュレ・ベースキャンプ(M.B.C.)を踏破する。

ガイドとポーターはランタン、クーンブの時と同じ、サロジとブッディで三人旅です。
ブッディはすっかり日本酒が気に入り、重たくても持つと云うのでガイドが二升ポーターが二升の合計四升を荷物に含めての出発です。
ポカラから空路で30分、無事ジョムソンに着陸しました。

このアンナプルナ・トレッキングは、ランタン、 エベレストの時と異なり「歩くコース」のみ決めておいて毎日どこまで歩くかは私がその日に決める方式をとることにしました。
さらに、何処のロッジで休憩するか、また、泊まるロッジも私が決めることにしました。
果たしてうまく行くか疑問ですが?
今日は、ジョムソンからエクレ・バッティまでの短い距離です。
久しぶりの山歩きであることと、第一目的の「アンモナイト」探索に時間を掛ける予定を組みました。
ジョムソンからカリ・ガンダキ河(黒い河の意味)を遡行します。
この河はその名の通リ灰色の水がだだっぴろい河原を流れていました。
標高差もほとんど無く山腹あるいは河川敷を歩き予定通り昼にはエクレ・バッティに着きました。
まわりの景色は荒涼としていて、緑色は何処にも見あたりませんでした。
もの凄い褶曲を見せる山腹 馬に乗ってトレッキングをしている日本人に出会いました。足が悪いとの事です。
彼は「MATSUI」と名乗り、写真家です。私達と同様ムクチュナートまで往き、 さらにムスタンに写真を撮りに行くとのことでした。
「中央公論社」から「ムスタン」と云う本が出版されていて、 その本の写真は自分が撮影したものだとの事で、本を紹介した絵葉書とネパール美人の絵葉書をいただきました。
昼食後一休みしてから、三人で早速河原に下り「アンモナイト」探しに出かけました。
河原には無数の石があり、その中からアンモナイトが入っている石を見つけ出すのです。その目安は色が黒く、丸みをおびていて、さらに重みがある事です。見つけるとその場で石を割ります。アンモナイトが入っている場合は簡単に割れます。 それらしい石はめったに見つかりません。そして、割って見ても入って無いのがほとんどです。3時間かけてガイドと私が一つづつ見つけました。あとのは既に割れていてアンモナイトが見えるのですが、かなり侵食されているものでした。 これではお土産には到底足りません。何とかしなくては!